ホワイトニング

院長より一言

大宮の歯医者「大宮歯科・口腔外科クリニック」では、歯の色を白くする「ホワイトニング」を行っています。

ホワイトニングは、歯の色を明るくし、シミやくすみを取り除く効果的な方法です。日常の食事や飲み物、喫煙などが原因で歯がくすんでしまうことはよくありますが、それに悩まされることはありません。ホワイトニングを受けることで、歯がより白く輝き、笑顔が一層魅力的になるでしょう。

ホワイトニングとクリーニングの違い

ホワイトニングとクリーニングは、歯の美容と健康のために行われる歯科治療でありながら、それぞれ異なる目的と方法を持っています。

ホワイトニング（歯の漂白）：
目的: 歯の色を明るくし、シミやくすみを軽減・除去することが主な目的です。
方法: 漂白剤（過酸化水素や尿素過酸素など）を使用して歯の表面や歯の内部にある色素を分解し、歯を白くする治療です。オフィスホワイトニングやホームホワイトニングの2つの主要な方法があります。

クリーニング（歯の清掃）：
目的: 歯垢や歯石を除去し、歯周病やむし歯の予防、口臭の軽減が主な目的です。
方法: 歯科医師または歯科衛生士が特殊な器具を使用して歯垢や歯石を取り除き、歯の表面を磨いて清潔な状態にします。通常、定期的な歯科検診とクリーニングが勧められます。

簡潔に言えば、ホワイトニングは歯の色を美白する治療であり、クリーニングは歯の健康を保つために歯垢や歯石を取り除く清掃です。それぞれの治療は歯の美容と健康を向上させ、維持するのに役立ちます。

ホームホワイトニング

ホームホワイトニングは、歯の漂白を自宅で行う方法の一つであり、歯科医師の指導のもとに行われることが一般的です。以下は、一般的なホームホワイトニングの手順と特徴です。

手順

  1. 診断とカスタマイズ
    • 歯科医師が患者の歯の状態を評価し、適切なホワイトニング治療を決定します。
    • 歯型を取り、それに基づいて特製のマウスピース（トレイ）を作成します。
  2. 指導と説明
    • 歯科医師が患者にホームホワイトニングの手順を説明し、使い方や予想される結果について指導します。
  3. マウスピースの使用
    • 患者は特製のマウスピースにホワイトニングゲルを充填し、それを歯に装着します。
    • 歯科医師が指示した期間、通常は数週間から1か月程度、毎日数時間または夜間に使用します。
  4. 結果の確認
    • ホームホワイトニングが終了した後、患者と歯科医師が結果を確認し、必要に応じて調整や追加の治療を行います。

特徴

  • 自宅での施術が可能で、患者の都合に合わせて行えます。
  • 歯科医師の指導があるため、安全性が確保されます。
  • 徐々に効果が現れ、自然な白さを目指します。
  • 個々の状態に合わせて治療が調整可能です。

ただし、ホームホワイトニングも患者の歯の状態によっては適さない場合があり、歯科医師の診断と指導を受けることが大切です。

 

オフィスホワイトニング

オフィスホワイトニングは、歯科医院で行われるプロのホワイトニングプロセスです。以下は一般的なオフィスホワイトニングの手順と特徴です。

1. 歯の評価とカウンセリング

歯科医師は患者の歯の状態を評価し、ホワイトニングが適切かどうかを判断します。患者の要望や予算も考慮されます。

2. 歯の清掃

ホワイトニングの前に歯の表面が清掃されます。これにより、ホワイトニング剤が効果的に歯に浸透しやすくなります。

3. ホワイトニング剤の適用

歯科医師は、専用のホワイトニング剤を歯に塗布します。通常、これには歯の表面の色素を分解する成分が含まれています。

4. 光線やレーザーの利用

一部のオフィスホワイトニングプロセスでは、特殊な光線やレーザーを使用してホワイトニングの効果を高めることがあります。

ウォーキングブリーチ

ウォーキングブリーチ（失活歯のホワイトニング）は、外傷や大きな虫歯などによって神経がなくなった歯（失活歯）が変色した場合に行うホワイトニング法です。歯の中に高濃度の漂白剤を入れて、内側から歯を徐々に白くします。そのため、神経のある歯（生活歯）には使用できません。 

神経がない歯（失活歯）

神経を取った歯は、黒っぽく変色することがあります。神経を取った歯の裏側から穴をあけそこに薬剤を入れて歯の黒ずみを取っていきます。

ウォーキングブリーチの効果

失活歯の変色に対処する「ウォーキングブリーチ」は、歯の内部から原因を取り除いて歯を白くするホワイトニング手法の一つです。オフィスブリーチやホームブリーチよりもホワイトニングの効果が高く、歯の表面にホワイトニング剤を作用させないため、仕上がりがより自然な印象を与えます。失活歯が変色する原因を内部から改善するため、黒くなっていた歯ぐきの色調も改善されることがあります。これにより、歯をセラミッククラウンやラミネートベニアで治療する際にも審美的な結果を向上させることができます。ただし、メタルコアが原因の場合には効果が制限されることがあります。

ウォーキングブリーチの流れ

ウォーキングブリーチは、過去に神経を取る処置（抜髄処置、根管治療）を受けた失活歯に対するホワイトニング手法です。この治療では、歯の裏側や咬む面に開けられた穴から詰め物を取り除き、根管治療時に歯内に入れられた薬をクリーンアップし、ホワイトニング剤を充填します。通常、1～2週間ごとに内部の漂白剤を交換し、数回の治療で歯の色調を大幅に改善できます。当院では、スコープ（拡大鏡）と専用の照明システムを使用して、変色歯の内部を精査し、より効果的な治療を提供しています。歯が十分に白くなったら、内部の漂白剤を完全に取り除き、歯の穴をプラスチック（レジン）等の詰め物で封鎖して治療を完了します。このプロセスにより、失活歯の外観が自然で美しくなります。


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